Z2/Z1 CYLINDER HEAD REVIVAL 徹底紹介

KAWASAKIからヴィンテージモータサイクル界への 壮大なメッセージ

・創業66年、Z2/Z1のヘッドを知り尽くした内燃機屋 iB (株)井上ボーリング社長井上壯太郎が、再生産の決まったZ2/Z1のヘッドを徹底紹介します。
・なぜこのヘッドが必要とされたのか! ・KAWASAKIの壮挙・再生産の意義は? ・オリジナルとの差異は? ・KAWASKIのメッセージを重く受け止めたiBが発信する一大キャンペーンとは⁈

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川崎重工業(株) 
Z2/Z1 CYLINDERHEAD REVIVAL  HP

要点
・当面日本国内のみで1,000個
・丸ヘッドのみに対応 角ヘッドには適応しない。

販売価格
 黒 264,000円(税込)
 銀 253,000円(税込)

・2019年12月中旬開設予定のHPで受注開始。
・2020年  2月中旬より順次納品。

何故KAWASAKIは今 Z2/Z1ヘッドを再生産したのか?

40年以上を経たヘッドの現状が
再生産を必要としていた。

プラグ孔・シートリング間のクラック
カムホルダー孔の崩れ
ガイド孔の拡大

あらゆる点で鋳造アルミ素材の劣化が限界を超えてきている。

この時点でKAWASAKIが大物部品であるヘッドを鋳型から起こして再生産に取り組んだことは壮挙である。
Z2/Z1には様々なリプロダクションパーツがサードパーティーから供給されてはいるが、さすがにシリンダーヘッドとなると、おいそれと作れるものではない。 そこをKAWASAKI本体が供給すれば、Z2/Z1の延命に大きな支援となるのは明らかだ。

ヘッドの現状

素材劣化による問題

img_5560.jpgプラグホール - バルブシート間のクラックプラグホールのクラックは即圧縮漏れにつながる。

ガイド孔・カムホルダーネジ部・EXスタッド部他画像が用意でき次第掲載していきます。
l2800024.jpgバルブシート間のクラックテーパー状のシートリングが「鋳込み」されているZ2/Z1ヘッドでは
通常はシートリングを入れ替えせずそのまま使用されることが多いが、、、、。
l2800038.jpgガイド孔内径の傷すでに一度ガイド孔拡大・ガイド入替されたものがまたオイル下りを起こしてしまっています。 l2800034.jpgネジ修正が必要なスタッド孔素材の劣化によってあらゆる部分のネジがなめやすくなってしまっています。 l2800128.jpgガイドを支えるガイド孔にクラック!こうなるとガイドを抜いて溶接で埋め、またガイド孔を整形して太い製作ガイドに入れ替えるよりありません。

RESPECT

すごいぞ!KAWASAKI !!

 

僕はこれはKAWASAKIから僕たち旧車乗り、あるいは旧いオートバイ・ヴィンテージモーターサイクルに関わる人間全員に対する「壮大なメッセージ」なのだ、と受け止めています。 時代が変わったんです‼️
「いつまでも旧いのに乗ってないで新しいのに乗ってよ。」メーカーがそんなことを言っている時代はもう終わったんですよ。
旧いバイクは、愛し、大事にして、ずーっと乗り続けて行くべきものだ、と当のメーカー自身が宣言したんです。
そして、カワサキはヘッドに関して重要な仕事をやってくれました。
あらためて大物部品であるヘッドの鋳物の金型から起こしてまで再生産をしてくれた。これってやっぱりすごいことですよ。
あとは我々に任されたんです。
これをしっかり引き受けなくてはならない❣️
そういうことなら、シリンダー やクランク加工はiBが頑張りましょう!!(^o^)

Z2/Z1を22世紀の未来までしっかりと残し、また乗って楽しんでいくことが我々に託されたんです。
僕はそんな重大なメッセージをKAWASAKIに突きつけられたように感じています。

 
 

それにしても今回KAWASAKIはほんとうに素晴らしいことをやってのけたと思います。おそらくこのムーブメントはこれで終わりということにはならないでしょう。
他の部品、他の車種、あるいは他のメーカーにも大きな影響を与えることになっていくように思います。 今回のショーのテーマは「未来」です。多くのメーカーがCASEに対応した未来のクルマなどを展示しています。そんな中でKAWASAKIが定義する未来には、なんと旧いオートバイを大事にすることも含まれている!そう考えるのは実に痛快なことではないでしょうか!

 

wretched condition

ヘッドの窮状

素材劣化したヘッドは手に負えない。

生産から50年近くがたちアルミ素材が劣化してしまったZ2/Z1のヘッドは、あらゆるところにクラックが入ってしまう可能性があります。
内燃機屋としても完璧な修理を目指すのですが、修理に入庫した時点でクラックがはいっていない部分を修正する方法というのはありません。そうすると修理完了してお納めしたシリンダー がすぐにまた別の部分でクラック発生ということも避けられないのです。
実は数年前iBはこの問題に対処すべく、鋳物からの再生を検討していました。シートカットやガイド交換ならお手の物、カムシャフト孔あたりさえ頑張ってクリアーすれば、加工はなんとかできますからね。金型屋さんをあたって600万円ほどの見積もりももらい発注を検討していたんです。今思えばやらなくてよかった!だって本家本元に乗り出してこられちゃ敵いません。型代と鋳物代がパーになるところでした!危ない危ない。(^o^) でもこれでよかったんです。 このあと下記ブログでヘッドの窮状の具体例をご紹介していきます。ぜひ、ご参照ください。ヘッド再生産の意義もわかろうというものです。


代表取締役社長

井上 壯太郎

BLOG

ブログ

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ICBM®
kawasaki Z1・Z2 ヘッド リバイバル 記念キャンペーン! ICBM® アルミメッキシリンダー加工申し込み 「バルブすり合わせ無料サービス!」

iBが誇る、減らないと言っても過言ではないICBM®シリンダー。

Z2/Z1-ICBM® (アルミメッキスリーブ化)     240,000円(税別)
鋳鉄スリーブを取り去り、鋳鉄の23倍(当社比)の硬度と耐久性を持つアルミメッキスリーブを挿入、ダイアモンド砥石でプラトーホーニング。シリンダー 上下面の砥石による真の面研磨加工まで含みます。

特典:新品ヘッドをご購入されたお客様を対象に (どちらでご購入されたヘッドでも対象になります) バルブすり合わせ加工を無料で加工いたします!

『すり合わせ加工』 通常価格¥1,188xヵ所。 Z系ヘッドでの場合は8バルブですので、なんと¥9,504-分の加工が無料に!! 新品ヘッドをご購入の場合であっても組付け前には必ず『すり合わせ』加工が必要になります。 この機会にご購入された新品ヘッドとバルブを(株)井上ボーリングへお送りください! ※特典はこちらの申し込みフォームから ICBM(R) 加工のご注文頂いた分のみとなります。   さ ら に ...! Z1 では0.5㎜オーバーサイズのφ66.5ピストン。 Z2 では0.5㎜オーバーサイズのφ64.5ピストン。でのICBM(R)加工の申し込みであれば通常2カ月程の納期を15日で納めさせて頂きます!
   

ヘッドを再生産品で新品にした時、その相手部品になるシリンダーはどのようにするべきでしょうか。 *シリンダー やクランクがガタガタのままでいいはずがありません。

熱を受けると鋳鉄スリーブがアルミブロックの中で遊んでしまうという致命的な欠陥を持つ純正シリンダー。純正鋳鉄スリーブをボーリングしただけではけしてよい結果は得られません。これはもうZ乗りのかたの間では一般常識です。
そこに永遠のような耐久性を誇るICBM®アルミメッキスリーブを採用!
軽量で・放熱性が良く・滑りが良く・焼きつにくい・理想のシリンダーになります。すべてがアルミになれば熱膨張率が一定になりますから、熱によってスリーブが遊ぶなどということは起こりようがありません。現代の技術アルミメッキスリーブICBM®でZのシリンダーを生まれ変わらせましょう。"REINCARNATION!!" カワサキのヘッド再生産が始まると、相手のシリンダーICBM® のご要望も殺到することになると思います。これから寒いシーズンをバイク整備に当てるというかたはぜひヘッドに先行して、今すぐICBM®シリンダーの御用命をお願いします‼️ お申し込みはボタンから、万全の準備でヘッドの発売を待ちましょう。

ICBM® 詳細は上のを画像クリック